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2021.05.18 インタビュー

更新:

キャリコンインタビュー 玉木 健二さん

2枚目の名刺の裏にプロティアンキャリアの説明を記載されているそうですが、コロナ禍において、プロティアンキャリアをどのように目指していったらいいでしょうか?

終身雇用の崩壊、会社寿命の短命化等の中にあって今回のコロナ襲来、これにより社会は大きく激変しました。
企業に働く一員として「一つの会社に自分の一生を預けるのは難しく、自らの責任でキャリアを設計していくこと」が大切だと改めて思います。一方で、こうした変化に適応するには「プロティアンキャリア」理論を学ぶことが有効だと考えます。

その理由は「環境変化を前提とする」、組織ではなく「個人を主体とする」、地位や給料ではなく「心理的な成功を重視する」、組織で生き残ることより「市場価値を重視する」からです。

変幻自在な理論であるからこそ実践が難しい面もあると思いますが、私はこれまでお伝えしたパラレルキャリアの活動を通じてプロティアンキャリアを目指していきたいと考えています。

今後のキャリアプランや目標などがありましたら、教えてください。

私もあと数年で60歳になります。
会社の「定年」は自分では決められませんが、仕事つまり現役としての「定年」は自分で決めることができます。
会社の定年後は楽しく自分らしく働きたいですよね。
でも多くのシニア層はその準備ができておらず、準備に取りかかろうとしても、そう簡単には始められません。

なぜなら同世代の多くは未だ会社を頼り切っているからです。
そういう私も少し前まで「大手企業だし、あと数年だったら逃げ切れるだろう」と思っていました。
ですから身近な目標として「同世代のロールモデル」の一人になりたいと思っています。

長年企業に勤務した者同士だからこそ分かり合えることが多々あります。それはかけがえのない財産です。
「玉木の生き方、なんか考えさせられるなぁ」、「ちょっと話を聞いてみよう」そんな軽い感じから関われるといいなと思っています。
そのためには「自分の強み(背骨)」をしっかり作りあげたいと思います。

強みはやはり本業で培ったスキルや経験そして人脈等、その強みとキャリコン等の活動を「たし算」ではなく、「かけ算」で広げることができれば、自分だけの「オリジナル商品」が出来上がると思っています。

最後にきゃりぽに登録した感想を教えてください。

私はコラムへの寄稿の際に登録させていただきました。
500人以上もキャリコンが登録するサイトの企画に驚くとともに、運営する皆さんのご尽力に深く感服しています。

「きゃりぽ」さんに登録させていただいたこと、大変感謝しておりまして、それはコラムへの寄稿やプロフィールを作成するにあたり、これまで実施した棚卸し等を再度見直し、自分について深く掘り下げた結果を文章にすることで、新たな発見がいくつもありました。

またSNSで掲載したコラムを紹介したところ激励コメントを多くいただき、とても嬉しかったです。
そしてセミナーでこのコラム内容を紹介したところ、参加者から「胸にグッとくるものがあった」といった感想がアンケートに記載されていました。

とても貴重な機会をいただいたこと改めてお礼申し上げます。

澤田

こちらこそご協力頂き、感謝しております。
本日は、貴重なお話をおきかせくださり、ありがとうございました。


インタビューを受けてくださったキャリアコンサルタント

玉木 健二

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